Lisy80 Raspberry Pi-based replacement CPU board for Gottlieb System 80, rear view

LISY基板とは?クラシックピンボール用のRaspberry Pi製CPU交換基板を解説

LISY基板とは?

LISY(「LInux for SYstem」の略)は、クラシックピンボール向けのマイクロプロセッサ(MPU)交換基板です。Gottlieb、Bally、Williams といったメーカーの機種に使われていたオリジナルのCPUボードと差し替えて使えるように設計されています。中核となるのは専用PCB上に実装された Raspberry Pi Zero で、ソフトウェアは Raspbian 上で動作します。PINMAME の ROM セットを使ってオリジナルのゲームコードをそのまま動かすことも、Mission Pinball Framework(MPF)を使って自分だけのゲームプレイを組み上げることもできます。

LISY プロジェクトでは、システムごとに異なる交換用MPUが用意されています。コレクターに特に人気があるのは、Gottlieb System 1 向けの Lisy1 と、Gottlieb System 80/80A/80B 向けの Lisy80 の2種類です。

LISY プロトコルは、その本質としてはピンボールを制御するための汎用シリアル通信プロトコルです。ホストコンピューターとハードウェアの橋渡し役として機能し、ソフトウェアからスイッチ、ソレノイド(コイル)、ランプを制御できるようにします。Mission Pinball Framework はこの仕組みの上に構築されており、独自のルールを設計することも可能です。また、LISY のセットアップで問題が起きたときにトラブルシューティングを助けてくれるコミュニティの情報源も充実しています。

どのように動作するのか?

LISY は専用設計のPCB上に搭載した Raspberry Pi Zero を使い、Raspbian と PINMAME をベースにしたソフトウェアで動作します。オリジナルのMPUを置き換えることで、次のように機能します。

  • Lisy1 はあらゆる Gottlieb System 1 機に対応します。
  • Lisy80 はあらゆる Gottlieb System 80/80A/80B 機に対応します。

LISY は単にゲームを動かすだけでなく、フリープレイ(Freeplay)やボールセーブ(Ballsave)といった便利な機能も追加します。LISYcontrol と呼ばれる内蔵のWebインターフェースを使えば、Webブラウザからすべてのランプとソレノイドをオン・オフ切り替えたり、全スイッチのリアルタイムな状態を1ページで確認したり、CSVファイルでスイッチの説明を編集したりできます。基板を自宅のネットワークに接続するだけでアクセスできます。

LISYcontrol の Web インターフェースに表示された Lisy80 のメインメニュー

ランプとソレノイドのテスト

修理の観点で LISY が特に便利なのが、内蔵の診断(トラブルシューティング)機能です。LISYcontrol 上で各ランプやソレノイドをクリックすると、それが正しく動作しているかどうかをその場で確認できます。動かないコイルや切れたランプを探し出すとき、これは大幅な時間短縮につながります。

Gottlieb ピンボール向け LISYcontrol のランプテスト画面

Gottlieb ピンボール向け LISYcontrol のソレノイドテスト画面

すっきりコンパクトな載せ替え

こちらは、オリジナルのMPUを Lisy80 基板に交換した Gottlieb System 80 機の例です。Lisy1 と Lisy80 はオリジナルのMPUのおよそ半分のサイズで、エッジコネクタの位置がわずかに変わるのは「J2」コネクタの部分だけです。

オリジナルのMPUをコンパクトな Lisy80 基板に交換した Gottlieb System 80

コレクターが LISY を選ぶ理由

クラシックな Gottlieb 機のオーナーにとって、LISY 基板は40年前の電子回路が抱える最大の悩みを解決してくれます。オリジナルのMPUを現代的で信頼性の高いハードウェアに置き換えるため、基板を液漏れさせて腐食させるオリジナルの電池はもう必要ありません。しかも、かつては何時間もかかっていた診断が、ブラウザ上のわずか数クリックで済むようになります。

機械を蘇らせる準備はできましたか?Gottlieb System 80/80A/80B 向け Lisy80 診断機能付きCPUボードをご覧いただくか、Gottlieb System 80 および Gottlieb System 1 のコレクションから、お使いのシステムに合う基板をお選びください。どれにするか迷っている方は、修理よりも交換基板を選ぶ理由を解説したガイドから読み始めるのがおすすめです。

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